気迫とか尊敬とか
28日にJ1のチャンピオンシップ準決勝があった。結果は3-1でガンバ大阪が浦和レッズを下した。点差こそ2点の差が開いたけれど、試合は接戦でとても見ごたえのある試合だった。
問題は試合後、レッズのサポーターがガンバのFWであるパトリックに対してSNS上で黒人であることに対する差別的な発言をしたということだ。僕はこのサポーターは試合を見ていたのかなと思った。選手たちの気迫あふれるプレーを見ていたのかなと。興奮する面白い試合を見せてくれた選手たちはみんな一人の人間だ。そういう気持ちを生み出してくれた選手たちへの感情って容姿とか外見のイメージを排したところから生まれるものだと思う。
僕はサッカーが上手ではないけれど「そこでシュートだ!」とか「もっと速く走れ!」とかテレビの選手に向かって声を出してしまう。そして同時に、一生懸命に頑張ってる選手を尊敬してる。
みんなそうじゃないのかな。
このレッズサポーターは魔が差したのかもしれないけど、対象の人間を正直に見ることで行為は押しとどめられたと思う。
残念です。